北の大地で活躍する車両を紹介します.
じょうてつ |
|
「じょうてつ」は,北海道札幌市に本社を置くバス事業者で,札幌市南部を中心に路線バスを運行しています.
名前の由来は旧社名の定山渓鐡道から.東急グループに属します.
車両は自社発注車のほか,東急バスなど首都圏から中古車両も導入していました.
この車両ラインアップに,平成23年と24年に元名古屋市バス車両が加わりました.
|
平成23年移籍 三菱ふそう 大型 KC-MP717P 2台 |
|
|
平成23年9月から,元市バスのエアサス2扉車仕様のニューエアロスターが2台活躍しています.
この車両は,高速1系統専用車として平成10年に鳴尾営業所に8台導入されたもので,市バスでは珍しい長尺車体と中扉折戸を持つ車両でした.晩年は一般系統でも活躍しています.
8台のうち,一足早く平成21年度末に廃車となった6台は宮城交通に移籍しました.
残りの2台は平成22年度末まで名古屋市内で活躍したのち,じょうてつに移籍し,北海道に渡りました.
【平成23年 移籍車両】
名市交(元F-517)→ じょうてつ(札幌200か3032)川沿営業所所属
名市交(元F-521)→ じょうてつ(札幌200か3060)川沿営業所所属
じょうてつ移籍後は,じょうてつ標準カラーに塗り替えられ,方向幕のLED化が行われています.
中乗り方式に変更にともない,側面表示器位置も移設されています.
▲ふそう(元高速車) 札幌200か3032
画像提供:GT-HIRO様 |
▲同左 後部より |
|
平成23年移籍 いすゞ+富士重 大型 KC-LV280N改 1台 |
|
|
上記三菱ふそう車2台に引き続き,富士重ボディーのいすゞ車が登場しました.
この車両は,平成11年に浄心営業所に導入され,平成22年冬まで名古屋市内一般路線で活躍しました.
【平成23年 移籍車両】
名市交(元S-558)→ じょうてつ(札幌200か3081)川沿営業所 ※廃車済
じょうてつ移籍後は,じょうてつ標準カラーに塗り替えられ,方向幕のLED化が行われました.
他の移籍車に先駆けて,平成30年10月に運用を離脱し,同年12月に解体されました.
▲いすゞ(富士重車体) 札幌200か3081 |
▲同左 後部より |
|
平成24年移籍 日野 大型 KC-HU2MMCA 3台 |
|
|
昨年に引き続き,平成24年春にも元市バス車両の導入が行われました.
ふそう,いすゞに続く3車種目は「日野ブルーリボン」で,2扉車一般路線仕様が選ばれています.
【平成24年 移籍車両】
名市交(元H-804)→ じょうてつ(札幌200か3210)川沿営業所所属
名市交(元H-803)→ じょうてつ(札幌200か3213)川沿営業所所属
名市交(元H-806)→ じょうてつ(札幌200か3245)藻岩営業所所属
方向幕はLED化されると共に,前扉後ろにあった側面方向幕を中扉に持って行くなど,窓割り変更も行われています.
車内もシートモケットがカラフルなデザインのものに全て更新されたほか,一部ベンチシートが撤去され前向き座席に,後部1人掛け座席が2人掛けに改造されています.
▲日野 札幌200か3210 |
▲日野 札幌200か3213 後部より |
▲日野 車内の様子
画像提供:OTB様 |
▲日野 運転席の様子
画像提供:OTB様 |
|
平成24年移籍 日産ディーゼル 大型 KC-UA460LAN 3台 |
|
|
4車種目には日産ディーゼル製の車両が入りました.これにて国内4メーカー全てがそろいました.
【平成24年 移籍車両】
名市交(元N-350)→ じょうてつ(札幌200か3271)藻岩営業所所属
名市交(元N-355)→ じょうてつ(札幌200か3298)川沿営業所所属
名市交(元N-356)→ じょうてつ(札幌200か3311)川沿営業所所属
日野車と同じく,方向幕はLED化されると共に窓割り変更も行われています.
車内の座席配置も同様に変更されていますが,シートモケットは別のタイプが採用されています.
▲日産D 札幌200か3271 |
▲日産D 札幌200か3298 後部より |
▲日産D 車内の様子 |
|
▼情報提供いただいた皆様(ありがとうございます)
黒崎 さま「北中模型」
OTB さま「北の風に乗って」
指北樹依さま「5-Bus Sapporo」
GT-HIRO さま
▼もどる
|