市バスの中古車が活躍する岡山県北部のバス事業者の情報です.
岡山県岡山市で活躍する岡電バスの中古車情報は 別ページ「岡山電気軌道」をご覧下さい.
備北バス |
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備北バスは,岡山県北西部をエリアとするバス会社です.
JR伯備線備中高梁駅や新見駅を中心に路線バスを運行するほか,大阪を結ぶ高速バスも運行しています.
この会社に,平成22年から複数の市バス中古車両が移籍し,活躍しています.
平成10年式の三菱ふそう製,一般中型ツーステップ車「エアロミディMK」が2台移籍しました.
ともに平成22年春に廃車となった車で,移籍後改造を受け,1台が冬より,2台目が翌年春より営業を開始しています.
ふそうKC-MK619J:名市交(元MF-4)→ 備北バス(岡山200か1078)
平成10年式,平成22年春廃車,平成22年冬営業開始
ふそうKC-MK619J:名市交(元MF-9)→ 備北バス(岡山200か1101)
平成10年式,平成22年春廃車,平成23年春営業開始
車体は白色ボディに赤と緑のラインが入る備北バスカラーに塗り替えられました.
銀サッシメトロ窓は変わらず,行先表示器は位置はそのままにLED式に交換されました.側面LEDは1行表示です.

▲元MF4の1078号車 |

▲1078号車 リアビュー |

▲元MF9の1101号車 |

▲1101号車 リアビュー |
車内設備にはあまり手を加えない事業者が多い中, 備北バスでは都市型から郊外仕様へと座席レイアウトを大きく変更しました.
全車両とも,車内の座席は前方左側最前列の一人席と最後尾以外,交換されています.立席スペース確保のため一人掛け座席とベンチシートが主体だった名古屋時代とはうってかわって,座席定員を重視した二人掛座席がずらりと並んでいます.
どの車両もこのレイアウトは同じですが,車両によって違う種類の二人掛座席が使用されています.
最初に導入された1078号車は,背もたれが低く丸い座席が使用されましたが,次の1101号車ではハイバックシートが採用されました. |

▲名古屋市営時代の車内 一人掛け座席が主体 |

▲備北バス1078号車内 座席背もたれは低い |

▲備北バス1101号車内 ハイバックシートが並ぶ |
座席モケットは新しい柄に張り替えられました.
その他,備北バス仕様のワンマン装置が取り付けられ,ポールの朱色化が行われました.
名古屋時代のステッカー類は多くが剥がされ,スッキリしています.
横引きカーテンはそのままです. |

▲備北バス改造後の車内(1101号車) |

▲備北バス装置の付いた運転席 |
上記ふそう中型車の2台目(岡山200か1101)と同時に,平成23年春に活躍を始めた日野自動車製の一般中型ツーステップ車「レインボーRR」です.こちらは1台が移籍しています.
ふそう車と同様の改造が行われています.
日野KC-RR1JJAA:名市交(元MH-12)→ 備北バス(岡山200か1102)
平成10年式,平成22年春廃車,平成23年春営業開始

▲元MH12の1102号車 |

▲1102号車 リアビュー |
車内もふそう車同様に二人掛座席への改造が行われていますが,前列と後列左側は1101号車と同じハイバックシート,後列右側は1078号車と同じ背もたれの丸い座席というように,異なる座席が使用されています.余り物同士?

▲3種類の座席が使用される |

▲備北バス改造後の車内(1102号車) |
もう移籍車はないだろう…と思われた平成23年冬.1年遅れで今度は小型車が導入されました.
日野自動車製の一般小型ツーステップ車「レインボー7W」です.こちらは2台が移籍しています.
平成22年春に廃車になってから,約2年を経過しての路線バス復帰です.
日野KC-RH4JEAA:名市交(元SH-3)→ 備北バス(岡山200か1144)
日野KC-RH4JEAA:名市交(元SH-6)→ 備北バス(岡山200か1145)
平成10年式,平成22年春廃車,平成23年冬営業開始
車体は中型車と同じ備北バスカラーに塗り替えられました.
黒サッシのメトロ窓は変わらず,行先表示器は位置はそのままにLED式に交換されました.側面LEDは1行表示です.
車内も中型車と同じく郊外仕様に改造されました.狭い小型車内に2列シートが並んでいます.
新見地区のローカル輸送のほか,街並みが有名な吹屋へのアクセス路線にも使用されています.

▲観光マスクが特徴の元SH車 |

▲元SH-3の1144号車リアビュー |

▲車内の様子 ベンチシートや1人掛けは撤去され,新たに2人掛け座席が設置された狭い車内 座席後方の2人掛け座席はそのまま |

▲新見地区のローカル輸送に活躍する (新見駅前にて) |
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