市バス中古車が活躍する広島県のバス事業者の情報です.
因の島バス(因の島運輸) |
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広島県尾道市に属する「因島」は瀬戸内海に浮かぶ島の一つで,しまなみ海道でアクセスすることができます.
「因島」を拠点に路線バス事業を行っているのが,因の島バス株式会社です.
島内路線や島内から広島・尾道・福山を結ぶ路線を運行しています.
以前の会社名は,因の島運輸(株)で,通称が「因の島バス」でした.
令和4年6月に福山市のアサヒタクシー(株)が設立した新会社である因の島バス(株)へ全事業が移管され,因の島運輸(株)としては解散しています.
因の島運輸(株)時代にいすゞ1形式2台が,因の島バス(株)時代にふそう1形式1台の元市バス車両が移籍しました.
再登録年 |
車台メーカー |
車種 |
製造年式 |
台数 |
平成9年 |
いすゞ |
大型・ツーステップ |
昭和61年 |
2台 |
令和6年 |
三菱ふそう |
小型・ノンステップ |
平成15年 |
1台 |
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平成9年移籍 いすゞ自動車 大型 P-LV314K 2台 |
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昭和60年度(1985年度)製造/初度登録は昭和61年3月の車両です.
いすゞ製IKCボディのキュービックP-LVシリーズで,2扉(前折戸・中引戸),ツーステップバスです.
市バス時代は,S-200号車が浄心&港営業所,S-201号車は港営業所に配置され,一般系統で活躍しました.
平成9年(1997年)3月までに市バスを引退し,同年,因の島運輸に移籍しました.
当サイトが現地調査した平成24年春現在では,1台は引退済み,もう1台は現役でした.
現在は2台とも引退済みと思われます(引退時期は未調査).
名市交(元S-200)→因の島運輸(社番210:福山22く1453)
名市交(元S-201)→因の島運輸(社番212:福山22く1465)
車体は白地に赤&橙ラインの因の島運輸標準カラーとなっています. 側面方向幕の位置や窓割りなどの大掛かりな改造は行われていません.

▲因の島運輸212号車(元S-201) |

▲同左 |

▲江の内車庫にて |

▲右側面より |

▲右側面・後部より |

▲後部 |
車内の座席は,モケットが交換された他,右側の1人掛け座席が2人掛け座席になりました. それ以外の装備については,名古屋時代から変化ないようです.

▲車内の様子 前部より後方を望む |

▲車内の様子 後部より前方を望む |

▲中扉付近 |

▲前扉・運転席付近 |

▲運転席 |

▲運転席(左側) |

▲三浦式側面方向幕 |

▲中扉上部 |

▲ロールスクリーン(カーテン) |

▲非常口周辺 |
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令和6年移籍 三菱ふそう 小型 KK-MJ27HF 1台 |
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該当車両は,平成15年11月式の三菱ふそう製「エアロミディMJノンステップバス(7m)」1台です. 市バスとしては,令和2年度末までに廃車となった車両です.
令和6年(2024年)に因の島バスに移籍しました.
名市交(元NSF-26)→因の島バス(社番252:福山200か796)
車体塗装は,従来の因の島運輸デザインではなく,親会社のアサヒタクシーの貸切バスと共通デザインとなっています. 方向幕の位置や窓割り変更などの大掛かりな改造は行われていません.
車内の様子は後日追記します.
令和6年2月末に再登録され,利用者減少など厳しい経営が続く島内路線を維持するため,利用者の少ない時間帯に小型バスを走らせる等の取り組みに使用されています.
令和6年10〜11月には,小型バスを使用した無料バス実証実験にも使用されました.
その他画像 |
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因の島バスのその他画像を掲載します.

▲因の島運輸塗装228号車 |

▲アサヒタクシー塗装251号車 |
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