市バスの中古車が活躍する茨城県南部のバス事業者の情報です.
ここでは「桜東バス」「ブルーバス」に所属する車両をご紹介します.
茨城県中部で活躍する「関鉄グリーンバス」の中古車情報は別ページ「関東鉄道グループ」をご覧下さい.
桜東(さくらあずま)バスは,茨城県稲敷市の運送業者である晃進物流(株)が運行するバスの名称です.
ジェイアールバス関東霞ヶ浦本線の一部区間廃止に伴い,茨城県稲敷市による廃止代替バスを運行しています.
この会社に,平成23年より三菱小型車1台の市バス中古車両が移籍し,稲敷市民の足として活躍を始めました.
移籍車両は,平成10年式の三菱ふそう製,都心ループ系統専用車「エアロミディMJ(7m)」です.
名古屋市バスとしては珍しいワンステップ,リーフサス仕様で,那古野営業所や浄心営業所に所属し,都心ループ系統として平成22年2月まで活躍しました.
その後1年半の売却期間を経て,平成23年秋頃に桜東バスに移籍したと推測されます.
名市交(元TF-6)→ 桜東バス(土浦200か1245)※廃車済み
車体は白ベースに薄い桃色と橙色が入る桜東バス標準カラーに塗り替えられました.
方向幕の改造は行われず,小型字幕方向幕が使用されています.
車内もほぼそのまま使用されており,座席は都心ループ時代と同じ赤色と灰色モケットで,木製ベンチシートも健在でした.
令和元年9月頃に廃車となり,令和2年2月頃に新潟県小千谷市のバス事業者に売却されました.
▲桜東バス(元TF-6) |
▲車内の様子 都心ループ時代の原型を留める |
ブルーバスは,桜東バスと同じくJRバス撤退に伴い運行を始めた茨城県稲敷市による廃止代替バスを運行するバス事業者です.
桜東バスと時を同じくして,同形車両である三菱小型車1台の市バス中古車両が移籍しています.
移籍車両は,桜東バスと同じ平成10年式の三菱ふそう製,都心ループ系統専用車「エアロミディMJ(7m)」です.
都心ループバスとして平成22年2月まで活躍した後,平成23年秋頃にブルーバスに移籍したと推測されます.
名市交(元TF-2)→ ブルーバス(土浦200か1254)
車体は空や霞ヶ浦を連想させる青ベースに,雲の白と大地の緑をイメージしたブルーバス標準色に塗り替えられました.
前面方向幕についてはJRバスのような幅狭型のものに交換されています.
車内については座席配置はそのままで,シートモケットが全て新品に交換されています.
令和2年1月現在,現役です.
【情報提供者(ありがとうございます)】
瓦版さま「Sound of traffic」
▲ブルーバス(元TF-2) |
▲稲敷市民の足として活躍する |
▲車内の様子 シートは交換済み |
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