市バスの中古車が活躍している岡山県のバス事業者の情報です.
当ページでは岡山電気軌道(岡電バス)のみを取り上げます.
中鉄バスと 備北バスは別ページ にて紹介します.
岡山電気軌道(岡電バス) |
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岡山電気軌道は,岡山市内で路面電車と,路線バス・貸切バスを運営している交通事業者です.
岡山県の両備バスとともに両備グループの中核会社となっており,近年は事業撤退を表明した交通企業の支援でも有名となっています.
路線バスは岡山駅や天満屋を中心に,近郊路線を中心に運行しています.
車両は自社発注車の三菱ふそう車が中心で,純正車体から西工ボデーと揃っています.
そんな車両ラインアップに,平成24年春より元名古屋市バス車両が加わりました.
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三菱ふそう 大型 KC-MP717M「たまバス」 2台 |
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平成24年(2012年)3月28日から,エアサス2扉車仕様のニューエアロスターが2台活躍しています.
この車両は,基幹2号系統専用車として平成11年に那古野営業所に12台導入されたもので,那古野閉所後は浄心営業所と大森営業所で活躍しました.
平成22年度末まで名古屋市内で活躍したのち,約1年後に岡山電気軌道に移籍しました.
名市交(元KF-138)→ 岡電バス(社番521:岡山200か1151)TAMA1 岡南営業所
名市交(元KF-139)→ 岡電バス(社番522:岡山200か1152)TAMA2 津高→桑野営業所
移籍にあたり,同社の子会社である和歌山電鉄で人気の三毛猫駅長「たま」をイメージした「たまバス」となっています.
岡電としては平成21年に導入された路面電車「たま電車」に次ぐシリーズ第2弾で,今回は車体全体を青とし,車両前面には猫のひげを描き,三角形の猫の耳を取り付けています.車体側面には猫イラストもプリントされています.デザインは水戸岡鋭治氏によるものです.
※撮影条件や画像加工により実際の車体色と異なる場合があります.ご了承ください.

▲TAMA1号車 正面はネコ耳とヒゲつき |

▲TAMA2号車 リアビュー |

▲TAMA2号車 側面より |
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元から中乗り方式であったため,窓割や側面表示器位置に変更はありません.字幕式方向幕はLEDに交換されました.
車内の座席は,前扉付近やベンチシートに変化はありませんが,中扉以降の座席が2+1配列から2+2配列に増席されています.座席モケットは基幹バス専用カラーが三毛猫を連想させるなど,雰囲気作りに役立っています.

▲車内の様子 基幹バスシート=猫柄として手を加えられず? |

▲1人掛けから2人掛けに交換された座席 他の座席と色は同じだが形状が異なっている |
▼情報提供(ありがとうございます)
岡本 さま
▼画像提供(ありがとうございます)
ρ さま
関連サイト 岡山電気軌道株式会社「お耳のついた「たまバス」登場」
その他画像 |
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岡山電気軌道「たま電車」など,その他画像を掲載します.
岡山市内で活躍する岡山電気軌道「たま電車」と,両備グループの両備バス大阪「たまバス」の画像を紹介します.

▲岡電「たま電車」 岡山市内を走る |

▲車内もたま一色 |

▲両備バス大阪「たまバス」 |

▲こちらも特注の座席 |
上記の通り,元市バス中古車両を活用して平成24年(2012年)から走りはじめた岡電バスの「たまバス」ですが,たま電車含め好評だったのか,最終的に10台も用意されました.
全て中古車で調達されています.元市バスは最初の2台のみで,追加導入はありませんでした.
たまバス |
登録番号 |
車番 |
元事業者 |
1号車 |
岡山200か1151 |
521 |
名古屋市交通局 |
2号車 |
岡山200か1152 |
522 |
名古屋市交通局 |
3号車 |
岡山200か1238 |
527 |
神奈川中央交通 |
4号車 |
岡山200か1245 |
528 |
神奈川中央交通 |
5号車 |
岡山200か1254 |
529 |
神奈川中央交通 |
6号車 |
岡山200か1257 |
530 |
神奈川中央交通 |
7号車 |
岡山200か1273 |
531 |
神奈川中央交通 |
8号車 |
岡山200か1274 |
532 |
神奈川中央交通 |
9号車 |
岡山200か1289 |
533 |
神奈川中央交通 |
10号車 |
岡山200か1295 |
534 |
神奈川中央交通 |
3号車〜10号車は元神奈中です. 元市バスと違い,セーフティーウィンドウなし,中扉が引き戸などの差異があります.

▲たまバス10号車(元神奈中) |
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