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市バスの中古車が活躍する福岡県のバス事業者の情報です.
ここでは「西鉄バス二日市」と「堀川バス」の2社をご紹介します.
西鉄バス二日市 |
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西鉄バス二日市(株)は,日本最大規模のバス事業者である西日本鉄道の100%出資子会社の一つで,福岡県中部を中心に路線バスを運行しています.
在籍車両は西鉄本体や他の西鉄バスグループからの移籍車のほかに,中古車も導入しています.
この会社に,平成22年より三菱小型車1台の市バス中古車両が移籍し,西鉄バスの一員として活躍を始めました.
平成10年式の三菱ふそう製の一般小型ツーステップ車「エアロミディMJ 7m」が1台移籍しています.
名古屋市バスとして那古野,鳴尾,稲西営業所にて地域巡回系統を中心に平成22年春まで活躍した後に,同年夏に福岡県にやってきました.
名市交(元SF-1)→ 西鉄バス二日市(車番3341:福岡200か2175) ※廃車済み
移籍後,車体は西鉄の旧標準色に塗り替えられ,装備していた小型車専用のミニ字幕式行先方向幕はLED式標準サイズに交換されました.
後ろ乗り対応になっていますが,「まどか号」運用時は名古屋時代と同じく前乗りになります.

▲西鉄バス二日市(3341) |

▲後部には防犯灯が取り付けられた |
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▲ショッピングセンター前を発着する |
車内はICカードリーダーなど西鉄ワンマン機器が取り付けられたほかは,変化がありません.
優先席ステッカーもそのまま利用されています.

▲車内後方 |

▲車内前方 |
西鉄バス二日市では,月の浦営業所(本社)に所属し,大野城市コミュニティバス「まどか号」を中心に活躍しました.
平成27年7月に運用を離脱し,同年9月に解体処分されています.
堀川バス |
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堀川バス(株)は,福岡県南部の八女市に本社を置く路線バス事業者です.そのすべての路線が自治体からの補助路線となっているなど,鉄道のない八女地区の足として活躍しています.
この会社に,平成22年に三菱小型車2台の市バス中古車両が移籍しました.
上記の西鉄バス二日市と同じく,平成10年式の三菱ふそう製の一般小型ツーステップ車「エアロミディMJ 7m」が2台移籍しています.名古屋市バスとして港,鳴尾,稲西営業所で地域巡回系統を中心に平成22年春まで活躍した後に,同年9月に福岡県にやってきました.
名市交(元SF-2)→ 堀川バス(車番9131:久留米200か843)
名市交(元SF-3)→ 堀川バス(車番9143:久留米200か844) ※廃車済み
車体は肌色に青色と紅白のラインが入った堀川バスの標準色に塗り替えられました.
前後と前扉後ろに設置された字幕式行先方向幕はそのまま残りました.
ただし,あまり使用されていないようです.

▲堀川バス 9131(白木線)元SF2 |

▲堀川バス 9143(教習車)元SF3 |

▲堀川バス 9131 リアビュー |
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車内はステッカー類が剥がされ,ワンマン機器が交換されました.

▲車内後方(9131) |

▲車内前方(9131) |

▲運転席(9143) |

▲本社バスターミナル(福島)の9131号車 |
本社ターミナルである八女市福島停を起点に,白木線等で運用されました.
元SF2(堀川バス9131)は,令和2年1月現在も現役です.
元SF3(堀川バス9143)は,平成26年9月に運用を離脱し,平成27年4月に解体処分されています.
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